京都 x 歴史的建造物
京都のおすすめの歴史的建造物スポット
京都のおすすめの歴史的建造物スポットをご紹介します。歴代天皇が暮らした長い歴史の名残「京都御所」、文人が隠棲した山荘「詩仙堂(丈山寺)」、東山の街にそびえる五重塔「八坂の塔(法観寺)」など情報満載。
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京都御所
歴代天皇が暮らした長い歴史の名残
南北朝時代から明治にいたるまでの500有余年にわたり、天皇が居住した禁裏で、広大な面積を持つ京都御苑内にある。古来の内裏の形態が今日まで保存されている。平成28(2016)年から一年をとおして一般公開されているので、予約不要で見学できる。


詩仙堂(丈山寺)
文人が隠棲した山荘
風流人として知られた江戸初期の文人、石川丈山が結んだ草庵。緑に囲まれ、質素にして風雅な趣。白砂を敷きつめた庭園は3月は梅、5月はサツキと、四季折々に美しい。名前の由来となった「詩仙の間」で、ししおどしの音と庭園の眺めを楽しみたい。


八坂の塔(法観寺)
東山の街にそびえる五重塔
穏やかな東山の景観にしっとりとした佇まいで立つ。高さ46mの本瓦葺きの五重塔で、正式名は法観寺。古くは八坂寺といい、四天王寺式伽藍配置をもつ大寺として栄えた。小学生以下は拝観不可。


寺田屋
坂本龍馬が愛した船宿へ
攘夷派の薩摩藩士が、阻止に向かった同藩藩士と乱闘となった「寺田屋事件」で知られる。古くから続く船宿で、幕末の風雲児、坂本龍馬の定宿でもあった。龍馬がのちに妻となるお龍(りょう)を女将のお登勢に預けたのもこちら。龍馬の襲撃事件でのお龍との逸話も有名で、今も多くの龍馬ファンが訪れる。


修学院離宮
市街を一望する広大な山荘
後水尾上皇が修学院に造営した比叡山麓にある山荘。山裾から上へ順に3つの茶屋がある。下離宮は寿月観を中心にした池泉回遊式庭園、中離宮には女院御所から移築された客殿と、楽只軒があり、最高所である上離宮には隣雲亭が建ち、市街が一望できる。
将軍塚青龍殿
桓武天皇が都の安泰を願い青蓮院の境内に将軍像を埋めた塚
天台宗三門跡の一つ、青蓮院の飛び地境内。東山山頂にあり京都市内を一望できる。平安遷都の際に桓武天皇が都安泰を願い、土で作った像に甲冑を着せ将軍に似せた像を埋めたという将軍塚がある。


桂離宮
日本を代表する建築美を鑑賞
江戸時代の初頭、八条宮家の智仁親王が、簡素な建物を営んだのに始まる離宮。広大な庭園には、古書院、中書院、新御殿、茶屋などが点在。複雑な池の形にも優れた造形美が感じられ、日本屈指の名園として名高い。
天授庵
長谷川等伯の襖絵が有名
南禅寺第15代住職・虎関師錬が創建。枯山水の庭、池泉回遊式庭園など見どころも多く、非公開ではあるが、長谷川等伯の襖絵もある。四季を通じて美しい。
蹴上インクライン
桜の花が舞う線路沿いを歩く
明治期に敷設された全長582mの傾斜鉄道跡。春には線路沿いに約90本のソメイヨシノが花を咲かせ、線路内を思い思いに散策しながら風情ある一味違う花見が楽しめる。


千本釈迦堂(大報恩寺)
京都最古の仏像を安置
釈迦如来を本尊とする真言宗の寺で、正式名は大報恩寺。本堂東の宝篋印塔はおかめ塚といい、鎌倉時代に本堂を造営した棟梁の妻おかめの逸話が伝わり、大工の信仰を集めている。


千本釈迦堂(大報恩寺)
- 住所
- 京都府京都市上京区七本松通今出川上ル溝前町1034
- 交通
- JR京都駅から市バス50系統立命館大学前行きで30分、上七軒下車、徒歩5分
- 料金
- 見学料(本堂・霊宝館共通)=大人600円、高・大学生500円、中学生以下400円/福守=500円/御守=500円~/ (20名以上の団体は割引あり、障がい者手帳持参で本人100円引)
落柿舎
『嵯峨日記』が書かれた庵
松尾芭蕉の門下である向井去来が晩年を過ごした草庵。庵は茅葺きで、俳人の住居らしい侘びた風情がある。庭園には俳句の季語となる草木が100種ほど植えられ、去来や芭蕉などの句碑も立つ。芭蕉が『嵯峨日記』を著した場所としても有名。


1928ビル(旧毎日新聞社ビル)
ギャラリーや雑貨ショップもある
かつての毎日新聞支局ビルを改装したもの。貝殻のような形のバルコニーや随所にちりばめられた星形の毎日新聞マークが特徴的。現在は演劇ホールやギャラリー、カフェなどが入る。


仙洞御所
京都御苑内のもうひとつの御所
退位した天皇のための御所。後水尾天皇が上皇となった17世紀初頭に建造された。嘉永7(1854)年に焼失し、広大な池泉回遊式庭園と茶室が残る。
角屋もてなしの文化美術館
江戸時代の花街の揚屋を公開
揚屋は太夫などを置屋から呼ぶ遊宴の場であるが、角屋は江戸期の京で民間最大規模の宴会場。幕末には久坂玄瑞など勤王派や新選組も宴席に利用した。揚屋建築唯一の遺構として重要文化財。
角屋もてなしの文化美術館
- 住所
- 京都府京都市下京区西新屋敷揚屋町32
- 交通
- JR嵯峨野線丹波口駅から徒歩7分
- 料金
- 入館料(小学生以下は2階のみ入館不可)=1000円/2階(要予約、入館料別途)=800円/ (障がい者手帳持参で入館料半額)
酢屋
海援隊京都本部を置いた
河原町三条を一筋下がった龍馬通に立つ木の専門店。かつて坂本龍馬が投宿していた290年続く材木商。龍馬が投宿し海援隊京都本部であった2階は、現在も当時の梁が残り、ギャラリーになっている。


直指庵
心のさざめきを鎮める北嵯峨の癒しの紅葉
祥鳳山と号する浄土宗の寺院。孟宗竹に覆われてひっそりとたたずむ草庵風の寺。堂内に置かれた「想い出草」ノートに胸の内を綴る人が多い。過去のノートは大切に保管される。


野仏庵
石段を登ったところにある、茶室では抹茶と菓子が楽しめる
山なりに回遊する庭園の随所に茶室雨月席がしつらえられていて、それらを縫う小道のそばに小さな石仏がたたずむ。茶室では抹茶と菓子が楽しめる。

