奈良 x 墓・古墳
奈良のおすすめの墓・古墳スポット
奈良のおすすめの墓・古墳スポットをご紹介します。あでやかな美女の壁画が出土した「高松塚古墳」、総重量2300トンの巨石に封印された墓「石舞台古墳」、古代ロマンを肌で感じる史跡「史跡藤ノ木古墳」など情報満載。
奈良のおすすめの墓・古墳スポット
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高松塚古墳
あでやかな美女の壁画が出土した
藤原京期(694~710)に築造、直径は下段23m、上段18m、高さ5mの二段式の円墳。被葬者は特定されていないが、天武天皇の皇子説、臣下説、朝鮮半島系王族説などがある。隣接する高松塚壁画館では、棺を納めていた石槨の原寸模型、副葬品のレプリカ、壁画の原状模写などを展示し、高松塚古墳の全容を再現している。


石舞台古墳
総重量2300トンの巨石に封印された墓
巨石を積んだ石室が露出した墳墓。盛り土は失われたが、濠に囲まれた日本最大級の石室を持つ方墳といわれており、国の特別史跡に指定されている。棺が安置されていた長さ約7.7m、幅約3.4m、高さ約4.8mの玄室に入ることができ、そのスケールに圧倒される。名前の由来は、広く平らな天井石を舞台代わりに使ったからなどの言い伝えが残されている。


史跡藤ノ木古墳
古代ロマンを肌で感じる史跡
6世紀後半に造られた直径約50mの円墳。発掘調査により、世界でも類を見ない豪華な馬具が出土し、未盗掘の石棺内からは2体の被葬者とともに冠や履、大刀などの豊富な副葬品が出土し話題となった。ただし、被葬者についてはいまだ謎に包まれている。


神武天皇陵
古事記や日本書紀における初代天皇・神武天皇の陵墓
大和地方を平定したといわれ、古事記や日本書紀における初代天皇、神武天皇の御陵で、周囲の直径33m、高さ5mの円形墳。参道には玉砂利が敷き詰められており、荘厳な大鳥居が立っている。
中尾山古墳
天皇陵を示す八角形墳
高松塚古墳を含む国営飛鳥歴史公園内にある。築造は7世紀末~8世紀初め。全面を葺石で覆う三段構成の八角形墳で火葬墓。文武天皇の墓とする説が有力。
崇神天皇陵
大和王権を築いた天皇の墓とされる
全長242mで、古い文献には「山辺道勾岡上陵」と記されている。周囲には水をたたえた濠がめぐらされ、土堤沿いに一周歩くことができ、散歩コースとしてもおすすめだ。

水泥古墳・水泥塚穴古墳
古墳文化と仏教の結合を示す蓮華文が興味深い
巨勢の道に面して2基並んでいる円墳。南側の水泥古墳には玄室と羨道に石棺があり、羨道の棺には蓮華文が刻まれている。仏教との深いかかわりを示すもので興味深い。

巣山古墳
多彩な出土品から大王級の墓と考えられる大型古墳
馬見丘陵の中央部に位置する大型の前方後円墳。周囲には周濠、外堤が巡り、5世紀初めの大王墓のひとつと考えられている。出土遺物は勾玉、管玉、埴輪など多彩である。

丸山古墳
横穴式石室の全長は全国第1位
全長約320m、その大きさは全国6番目、県下最大規模の前方後円墳。古くから円墳と思われていて丸山と名付けられたが、昭和44(1969)年に前方後円墳であることが判明。
奈良県営馬見丘陵公園
緑と四季の花に囲まれた自然いっぱいの公園
馬見丘陵の古墳群を包み込むような自然環境にある総面積約56haの公園。古墳の丘、睡蓮の池、菖蒲園などがあり、緑と四季の花に囲まれる。公園館では資料も展示している。


伝・山部赤人の墓
付近に寺社などの名所もある万葉の歌人の墓とされる五輪塔
万葉の歌人、山部赤人の墓と伝わる五輪塔が、額井岳の東麓、東海自然歩道沿いにある。付近には十ニ神将を刻んだ銅鐘がある戒長寺や戒場神社など名所も多い。


箸墓古墳
女王・卑弥呼の墓との伝説も
全長約280mの前方後円墳。『日本書紀』には、崇神天皇のころに造られた倭迹迹日百襲姫命の墓とされる。『日本書紀』によると、この古墳を昼は人が造り、夜は神が造ったと伝えられている。卑弥呼の墓との説もある。