長崎
長崎のおすすめのスポット
ガイドブック編集部が厳選した長崎のおすすめの観光・旅行スポットをご紹介します。世界中を感動させた「信徒発見」の舞台「国宝 大浦天主堂」、江戸時代の西洋文化にふれる「出島」、食べ歩き&買い物を楽しむ「長崎新地中華街」など情報満載。
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長崎の魅力・見どころ
東西の文化が見事に調和した、エキゾチックな港町
鎖国時代、唯一の貿易港として栄え、今も東西の文化が生きる街。外国人居留地だった南山手や東山手に残る洋館群をはじめ、港だった出島や新地中華街など、異国情緒を感じさせる場所が多い。旧グラバー住宅や炭鉱があった「軍艦島(端島)」、「高島」などの産業遺跡が世界遺産に登録されている。また稲佐山からの眺望は見事で、夜景は1000万ドルの夜景といわれる。ちゃんぽんや皿うどん、卓袱(しっぽく)料理、カステラなど、食文化の融合から生まれた名物も楽しみだ。白漆喰が美しい「出津教会堂」などがある郊外にも足を延ばしてみたい。
国宝 大浦天主堂
世界中を感動させた「信徒発見」の舞台
正式名は「日本二十六聖殉教者天主堂」、別名「フランス寺」とも呼ばれた。江戸末期、フランス人宣教師プチジャンが外国人居留者のため、グラバー邸やオルト邸を手がけた小山秀之進に施工させた。現存する木造ゴシック様式の教会のなかでは日本最古。なまこ壁をあしらった和洋折衷のめずらしい洋風建築としても見ごたえがある。昭和8(1933)年に国宝に指定され、平成30(2018)年には世界文化遺産に登録された。


出島
江戸時代の西洋文化にふれる
約15000平方メートルの敷地内に19世紀初頭の出島を復元。寛永13(1636)年の完成から380余年たった今、オランダ商館長の事務所兼住居だったカピタン部屋などの復元建造物と、明治期の洋館を合わせた建物をミュージアムとして公開している。


長崎新地中華街
食べ歩き&買い物を楽しむ
横浜、神戸と並ぶ日本三大中華街の一つ。およそ100m四方の十字路に約30店舗が軒を連ね、一軒ずつ店を見てまわっても所要は30分ほど。店先で買った肉まんや中国菓子をつまみつつ、中国雑貨店をめぐろう。


稲佐山山頂展望台
きらめく夜空のパノラマに感動
標高333m、稲佐山山頂に立つ展望台で、長崎でいちばん有名な夜景スポット。円柱状の建物の4階屋上が展望スペースになっていて、足元には無数のLEDイルミネーションを敷き詰めている。1000万ドルと評される夜景とともに、その空間そのものが光のアート。


平和公園
世界平和への祈りを胸に
小高い丘の上に長崎の平和のシンボル、平和祈念像が鎮座する。高く天を指す右手は原爆の脅威を、水平にのばした左手は世界の平和をあらわし、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っている。


長崎孔子廟中国歴代博物館
中国の歴史や文化、芸術にふれる極彩色の華麗な廟へ
赤色と黄色のコントラストが目に鮮やかな建物は、日本で唯一、華僑が建てた本格的な孔子廟。明治26(1893)年に清朝政府の提唱で華僑有志により創建された。その後修復を重ね、昭和58(1983)年に中国政府の援助により現在の孔子廟が完成。原爆の爆風にも耐えた貴重な文化財でもある。


長崎孔子廟中国歴代博物館
- 住所
- 長崎県長崎市大浦町10-36
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車、徒歩3分
- 料金
- 入館料=大人660円、高校生440円、小・中学生330円/おみくじ(陰陽五行、一回)=200円/
オランダ坂
古い石畳を女優気分で歩く
長崎にあるオランダ坂のなかで、もっとも有名なのが活水女子大学へと続く石畳の坂。観光ポスターやCMなどでたびたび目にする。現在も長崎っ子にとってなくてはならない生活道路として使われている。


長崎原爆資料館
被爆の惨状と平和の尊さを伝える
被爆の惨状を示す多くの資料のほか、原爆が投下されるにいたった経過、被爆から現在までの長崎の復興の様子、核兵器開発の歴史などをわかりやすく展示。なかでも、被爆時の浦上天主堂のコーナーはリアルで、当時の人の驚きや恐怖、悲しみ、怒りが伝わってくる。図書室には原爆・平和関係の書籍約2万1000冊をそなえる。


中華料理 四海樓
創業120年を超える元祖の味は必食
ちゃんぽんと皿うどんの元祖の店として有名。丸鶏と豚骨、鶏骨を3、4時間かけて炊き上げた白濁スープはこくがあり、あとをひく。2階にあるミュージアムでは、ちゃんぽんの歴史や創業時の食器などを展示。開館時間は同じで、自由に入館できる。


ツル茶ん
九州最古の喫茶店のトルコライスは個性豊か
創業大正14(1925)年の九州最古の喫茶店。トルコ料理のドネルケバブをアレンジしたヴェリートルコ、ハンバーグのルーツといわれるオランダ生まれのフリカンデルをヒントに生まれたフリカンデルトルコをはじめ、全10種のトルコライスがそろう。食後は元祖長崎風ミルクセーキのハーフサイズがおすすめ。


ツル茶ん
- 住所
- 長崎県長崎市油屋町2-47リバソンクレインビル
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで12分、思案橋下車すぐ
- 料金
- 昔なつかしトルコライス=1380円/シーフードトルコ=1380円/Ryomaトルコ=1580円/テキトルコ=1580円/ランタントルコ=1380円/真正トルコライス=1780円/ヴェリートルコ=1580円/トルコ三四郎=1580円/チキントルコ=1380円/フリカンデルトルコ=1380円/進撃のトルコライス(ツル茶んヴィンランド)=1580円/元祖長崎風ミルクセーキ=720円/食後のハーフセーキ=380円/自家製アイスクリーム=460円/ジパングトルコ=1380円/
長崎出島ワーフ
デートにもおすすめの海辺スポット
飲食店や海鮮市場などが集まる長崎港沿いの複合施設。潮風にあたりながらウッドデッキを散歩するとここちよい。ライトアップされる夜はきらびやかで、デートスポットとして人気。


旧グラバー住宅
近代日本の陰の立役者が暮らした日本最古の木造洋風建築
日本の文明開化に多大なる貢献を果たしたトーマス・ブレーク・グラバーの旧宅。独特なバンガロー風様式の建物は、大浦天主堂を手がけた小山秀之進によるものといわれ、現存最古の木造洋風建築。屋根瓦とアーチ型の格子木飾がやわらかで、玄関をもたない開放的な造りが目を引く。オペラ『蝶々夫人』の舞台になったともいわれている。


原爆落下中心地
緑に囲まれた原爆のメモリアルパーク
昭和20(1945)年8月9日、午前11時2分にB29が落とした原子爆弾は、浦上地区の上空およそ500mで炸裂。原爆落下中心地に立つ黒御影石の標柱は、この上空で原爆が炸裂したことを示している。

福砂屋本店
本物の味わいを届けるカステラの老舗
寛永元(1624)年の創業以来、変わらぬ手づくりによる製法を継承している。スタンダードなカステラはもちろん、卵と砂糖をたっぷり使った特製五三焼カステラやオランダケーキも評判が高い。店内奥にはギヤマンをコレクションしたギャラリーがあり、無料で見学できる。


Attic
見て楽しいラテアートでカフェタイム
スペシャルティコーヒーを出すカフェレストランで、カプチーノの泡でつくるラテアートの腕前はみごと。繁忙時を除けば、図柄によってはリクエストにもこたえてくれる。トルコライスなどのフードやスイーツメニューも充実。


グラスロード1571
グラバー坂の途中に建つガラス雑貨店
さまざまなガラス製品やアクセサリー、雑貨がそろう。ハンドペイント体験はグラス、プレート、ポッペン(ビードロ)から選べる。


グラスロード1571
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町2-11
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車、徒歩5分
- 料金
- ガラス製ジュエリーボックス=1980円~(1個)/オリジナルストラップNagasakiの祈り=1540円/ハンドペイント体験=1000円~(送料別途)/
端島炭坑(軍艦島)
かつて栄えた炭坑の島の面影を見る
長崎港の沖合に浮かぶ端島炭坑。島はその姿から「軍艦島」と呼ばれ、かつては石炭産業の隆盛に伴い活況を極めた。各社が企画する予約制の上陸ツアーに参加すれば、今は無人となった島の様子を見学することができる。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ。


風頭公園
高台のビュースポットで龍馬に出会う
高さ4.7mの坂本龍馬之像が立つ公園で、長崎港を望む。公園のそばには龍馬や桂小五郎を撮影した日本写真の祖、上野彦馬の墓、小説『龍馬がゆく』の一節を刻んだ司馬遼太郎文学碑が立つ。春になると周囲の桜がいっせいに開花し、花見客でにぎわう。


グラバー通り
沿道にショップが立ち並ぶ
グラバー園へ向かう途中にある坂道で、グラバー園側から見た名称として「下り松オランダ坂」とも呼ばれる。沿道に立ち並ぶ店先をのぞきながら歩くのが楽しい。