南山手・東山手
南山手・東山手のおすすめのスポット
ガイドブック編集部が厳選した南山手・東山手のおすすめの観光・旅行スポットをご紹介します。世界中を感動させた「信徒発見」の舞台「国宝 大浦天主堂」、中国の歴史や文化、芸術にふれる極彩色の華麗な廟へ「長崎孔子廟中国歴代博物館」、古い石畳を女優気分で歩く「オランダ坂」など情報満載。
南山手・東山手のおすすめのスポット
- スポット:51 件
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南山手・東山手の魅力・見どころ
異国情緒あふれる洋館と石畳の坂のほか、最古の教会などがある
東山手と南山手一帯は、開国により外国人の居留地となったところ。日本でもっとも古い洋館群が残り、重要伝統的建造物群保存地区になっている。居留地の坂はすべてオランダ坂と呼ばれたが、有名なのが東山手の活水女子大へと続く石畳の道に、美しい洋館が並ぶ「オランダ坂」。近くには華麗な「孔子廟」があり、東西の文化が入り混じる不思議な景観になっている。南山手には、現存する日本最古の教会堂である「大浦天主堂」や、日本最古の木造洋風建築で、世界遺産の旧グラバー住宅が港を見下ろす「グラバー園」がある。
国宝 大浦天主堂
世界中を感動させた「信徒発見」の舞台
正式名は「日本二十六聖殉教者天主堂」、別名「フランス寺」とも呼ばれた。江戸末期、フランス人宣教師プチジャンが外国人居留者のため、グラバー邸やオルト邸を手がけた小山秀之進に施工させた。現存する木造ゴシック様式の教会のなかでは日本最古。なまこ壁をあしらった和洋折衷のめずらしい洋風建築としても見ごたえがある。昭和8(1933)年に国宝に指定され、平成30(2018)年には世界文化遺産に登録された。


長崎孔子廟中国歴代博物館
中国の歴史や文化、芸術にふれる極彩色の華麗な廟へ
赤色と黄色のコントラストが目に鮮やかな建物は、日本で唯一、華僑が建てた本格的な孔子廟。明治26(1893)年に清朝政府の提唱で華僑有志により創建された。その後修復を重ね、昭和58(1983)年に中国政府の援助により現在の孔子廟が完成。原爆の爆風にも耐えた貴重な文化財でもある。


長崎孔子廟中国歴代博物館
- 住所
- 長崎県長崎市大浦町10-36
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車、徒歩3分
- 料金
- 入館料=大人660円、高校生440円、小・中学生330円/おみくじ(陰陽五行、一回)=200円/
オランダ坂
古い石畳を女優気分で歩く
長崎にあるオランダ坂のなかで、もっとも有名なのが活水女子大学へと続く石畳の坂。観光ポスターやCMなどでたびたび目にする。現在も長崎っ子にとってなくてはならない生活道路として使われている。


中華料理 四海樓
創業120年を超える元祖の味は必食
ちゃんぽんと皿うどんの元祖の店として有名。丸鶏と豚骨、鶏骨を3、4時間かけて炊き上げた白濁スープはこくがあり、あとをひく。2階にあるミュージアムでは、ちゃんぽんの歴史や創業時の食器などを展示。開館時間は同じで、自由に入館できる。


旧グラバー住宅
近代日本の陰の立役者が暮らした日本最古の木造洋風建築
日本の文明開化に多大なる貢献を果たしたトーマス・ブレーク・グラバーの旧宅。独特なバンガロー風様式の建物は、大浦天主堂を手がけた小山秀之進によるものといわれ、現存最古の木造洋風建築。屋根瓦とアーチ型の格子木飾がやわらかで、玄関をもたない開放的な造りが目を引く。オペラ『蝶々夫人』の舞台になったともいわれている。


グラスロード1571
グラバー坂の途中に建つガラス雑貨店
さまざまなガラス製品やアクセサリー、雑貨がそろう。ハンドペイント体験はグラス、プレート、ポッペン(ビードロ)から選べる。


グラスロード1571
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町2-11
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車、徒歩5分
- 料金
- ガラス製ジュエリーボックス=1980円~(1個)/オリジナルストラップNagasakiの祈り=1540円/ハンドペイント体験=1000円~(送料別途)/
清風堂 グラバー坂店
紅茶とチーズの香りが豊か
グラバー園へと続く坂道「グラバー通り」の途中にある。手みやげにぴったりなミニカステラは、いちばん人気のチーズをはじめ、定番の長崎カステラ、抹茶、ザボン、チョコレートの5種。店先で試食ができる。

清風堂 グラバー坂店
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町2-6
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車、徒歩5分
- 料金
- ミニカステラ=432円/アールグレイチーズカステラ=1296円(1箱)/長崎・チーズ・ザボン・チョコレートカステラ=各432円(0.25号ミニサイズ)、864円(0.5号)/弟子焼き=500円/
旧三菱第2ドックハウス
2階から長崎の風景を眺める
明治29(1896)年に三菱重工長崎造船所が船の修繕所建設に際して建てた洋館。入港した外国船乗組員の休憩・宿泊施設として利用されていた。2階からは長崎港が一望できる。


旧三菱第2ドックハウス
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町8-1グラバー園内
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車、徒歩7分
- 料金
- グラバー園入園料=大人610円、高校生300円、小・中学生180円、小学生未満無料/ (障がい者手帳持参で入園料半額)
旧リンガー住宅
三方に設けたベランダが開放的
元治元(1865)年に来日したフレデリック・リンガーは貿易商社を設立し、長崎の産業発展に貢献した人物。そのリンガー氏の旧宅で、国の重要文化財に指定されている。

ホテルモントレ長崎
ポルトガルがテーマの瀟洒なホテル
長崎とゆかりの深いポルトガルの修道院をイメージしたホテル。アンティークな印象で統一した客室は6タイプ。館内には異国情緒漂うロケーションのイタリアンレストラン「アマリアサロン」とガーデンカフェ「サウダーデ」がある。


自由亭喫茶室
洋館で優雅なティータイム
明治11(1878)年に草野丈吉が、日本人シェフによる最初の本格西洋料理店「自由亭」を開業。現在はグラバー園内の喫茶店として移築復元。1日かけて抽出するダッチコーヒーはおすすめ。


東山手洋風住宅群
7棟の洋館が連なる異国的な風景
国が選定した重要伝統的建造物群保存地区にある7つの洋風住宅館で、長崎市の有形文化財。内部は長崎の歴史を伝える資料館などになっている。一棟を除いて内部見学ができる。


軍艦島デジタルミュージアム
軍艦島の歴史と文化をくわしく知ることができる
明治日本の産業革命遺産の一つとして世界遺産に認定された軍艦島。軍艦島デジタルミュージアムは、CGやプロジェクションマッピング(映像投影)、デジタルサイネージなど最新のデジタル技術を使って、軍艦島への上陸が疑似体験できるミュージアム。


軍艦島デジタルミュージアム
- 住所
- 長崎県長崎市松が枝町5-6カステラ長崎堂ビル内
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車すぐ
- 料金
- 入場料=大人1800円、中・高校生1300円、小学生800円、幼児(3歳~)500円/ (軍艦島コンシェルジュの軍艦島上陸ツアー参加者は入場料900円)
祈りの丘絵本美術館
絵本の世界へでかけよう
絵本の絵に重点を置いた絵本美術館。2、3階は絵本の原画を作家別に展示していて、一角には自由に利用できる図書コーナーがある。1階の「童話館」では子供向けの本を販売。


東山手甲十三番館
居留地時代のコーヒーでくつろぐ
オランダ坂沿いに建つ洋館。明治27(1894)年頃に賃貸住宅として建てられたもので、イギリス人、アメリカ人の住居となったのち、昭和の初めにはフランス代理領事の住居兼領事館としての役割を果たした。現在、1階は市民ギャラリーと居留地時代の味を再現したコーヒーが味わえる喫茶室、2階の一角には、企画展を行うギャラリーがある。また、レトロファッションの貸し出しもしている(有料)。


瑠璃庵
ビードロの名工が手がける
長崎ビードロの復興をめざして、若き芸術家たちが創作に励んでいる店。地元出身の工芸作家、竹田克人さんを中心に新しいセンスのガラス工芸品を次々と生み出している。


瑠璃庵
- 住所
- 長崎県長崎市松が枝町5-11
- 交通
- JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統崇福寺行きで7分、新地中華街で長崎電気軌道5号系統石橋行きに乗り換えて6分、大浦天主堂下車、徒歩3分
- 料金
- クリスタル製ペーパーウェイト=1320円/長崎チロリ=57200円(チロリ単品+盃2個付きのセット)/皿=1650円~/ぐい呑み=2750円~/アクセサリー=440円~/吹きガラス体験(予約制)=3740円/万華鏡体験=2310円/ペンダント体験=2310円/ステンドグラス体験=2420円/ (出来上がった作品は500℃あるためすぐに持ち帰り不可。翌日15:00以降引き取り、もしくは配送料負担の上発送)