こんにちは、ライターのHIRO.Tです。今回はポーランドの「京都」とも言うべきクラクフを紹介します。16世紀末まで、ポーランドの首都はクラクフでした。ポーランドを訪れる方は必ずと言って良いほど立ち寄る町です。首都のワルシャワから電車で南に3時間くらい下ったところにあります。それでは、古都クラクフで見過ごすことのできないスポットをご紹介しましょう。
1. 織物会館

By: tomislav medak – CC BY 2.0

By: Karen Mardahl – CC BY-SA 2.0

By: eckmann – CC BY-ND 2.0
旧市街の大きな広場、中央広場にあるのが織物会館です。中世の時代、クラクフは東西の物品が集まる貿易センターとしての役割を果たしていました。その中心的な役割を担ったのがルネサンス様式の織物会館です。ここで、中国から来た絹やイギリスのウールなどが取引されていました。
2. 聖マリア教会

By: Allie_Caulfield – CC BY 2.0

By: Allie_Caulfield – CC BY 2.0
織物会館の向かい側に建っている建物が聖マリア教会。13世紀に建てられたゴシック建築です。さて、この教会から1時間おきにラッパの音色が聞こえてきますが、中途半端なところで終わります。これは、モンゴル軍が襲撃した際に、兵士が放った矢がラッパ吹きにささったという言い伝えから来ています。
3. ヴァヴェル城

By: Brandon Atkinson – CC BY 2.0
ワルシャワに首都が移るまで、このヴァヴェル城に歴代のポーランドの王様が居住していました。11世紀に石造りの建物が建ち、それから徐々に拡張していきました。初めはゴシック様式でしたが、16世紀にジクムント1世がルネサンス様式に変更。現在の姿となりました。
4. ヴァヴェル大聖堂

By: Terrazzo – CC BY-SA 2.0

By: Davis Staedtler – CC BY 2.0

By: Davis Staedtler – CC BY 2.0
ヴァヴェル大聖堂はその名の通り、ヴァヴェル城の敷地内にある城です。歴代の王の戴冠式は、1764年まで、このヴァヴェル大聖堂で行われていました。大聖堂の地下にはポーランドの英雄が眠っています。また、もともとクラクフ教区の司祭であったヨハネ・パウロ2世もここでもミサを行いました。
5. カジミエーシュ地区

By: Harald Groven – CC BY-SA 2.0
近年、クラクフでホットな場所がカジミエーシュ地区です。この地区には多くのユダヤ人が住んでいました。シナゴーグやユダヤ人に関する博物館はもちろん、お洒落なカフェも次々とオープンしています。ユダヤ文化の雰囲気を味わいながら、現代のクラクフを楽しむのもいいかもしれません。
まとめ...
いかがでしたか。確かにクラクフはウィーンやプラハと比較すると地味な印象を受けるかもしれません。けど、ポーランドが持つ「素朴な文化」もまた魅力的なのです。また、クラクフでおススメな点は今回紹介したスポットが徒歩圏内であることです。あれも、これもという欲にもピッタリと対応する町なのです。ウィーンやプラハを訪れる際にはクラクフも忘れずに。