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リヨン観光で外せない!訪れる価値のあるトラブール5選

リヨン観光の目玉の一つ、トラブール。トラブールとは、リヨンの建物内に良く見られる建物内通路の事です。リヨンの建物は古いものではルネサンス期のものであったりしますので、トラブールの途中で見られる階段や装飾、中庭には歴史的価値のある見事なものがあり観光客の目を楽しませてくれます。その起源に関しては諸説色々ありますが、並行する二本の道をつなぐ目的で作られたのではないかと考えられます。雨や人目を避けられる為、リヨンの主要伝統産業品である絹織物を濡らさずに出荷させたり、デザインの盗用を防いだり、第二次世界大戦中にはレジスタンスの活動にも利用されたと言われています。
それでは、リヨン市内に数あるトラブールの中でもおすすめのものを5つご紹介します。

1. 最も長いトラブール(リヨン旧市街)

リヨン旧市街のメインストリート、サンジャン通り(rue Saint-Jean)とブフ通り(rue Boeuf)を結ぶトラブールです。このトラブールはリヨンで最長のトラブールと言われており、4つの建物の中を通っています。通路は狭く、太陽の光も中庭の間から漏れ入ってくるだけなので、まるで薄暗い迷路を歩いているような気分になります。トラブールがかつて絹織物の出荷やレジスタンス活動に使われたという証明のようなトラブールです。

2. バラ色の塔の中庭に出るトラブール(リヨン旧市街)

ブフ通り(rue Boeuf)に入口のあるトラブールで、こちらは道と道をつなぐというよりは素晴らしい中庭に通じるトラブールとして有名です。入って通路を進むとすぐに、屋根のない中庭に出ます。そして後ろを振り返ると螺旋階段を有する丸いバラ色の塔がそびえます。中庭にはルネサンス様式の貝の装飾のある井戸もあります。

3. ヴォラスの中庭のトラブール(クロワルース)

クロワルース地区は19世紀にリヨンの主要産業である絹織物産業が栄えた地区です。この地区で一番訪れる人の数が多いトラブールが、コルベール広場(place colbert)にあるヴォラスの中庭と呼ばれるトラブールです。ヴォラスとは絹織物職人の互助会の名前で、劣悪な労働条件に対して起きた反対運動の元にもなったグループです。19世紀半ばの絹織物職人が住んだ建物の良い例で、入口を入ると目の前に現れる、石の階段が訪れる者の目を引き付けます。

4. "リヨンで最も美しい階段"のあるトラブール(クロワルース)

2015.6 471

トウ通り(rue de Thou)にあるトラブールです。かつてフイヤン派の修道院があった場所で、17世紀後半に建築された階段があります。天井まで吹き抜けになっている四角い空間の周りに設置された白い階段を、吹き抜けの中央に立って見上げると、その美しさに目を奪われしばらく見入ってしまいます。
この階段は「リヨンで最も美しい階段」とも言われており、1981年に歴史的建築物に登録されました。

5. フィリベール・ド・ロルムの回廊のあるトラブール(リヨン旧市街)

旧市街のはずれのジュイヴリ通り(rue Juiverie)に入口があるトラブールです。中庭に面する二つの建物は16世紀にはそれぞれ独立した建物でしたが、これを当時の所有者の希望により回廊でつないだ姿が今日でも見られます。この建築作業を請け負ったのがルネサンス時代の建築家フィリベール・ド・ロルムで回廊の両脇の塔のような部分が、左右非対称であったり地面に接していなかったりと複雑な構造となっているのが印象的です。

まとめ...

トラブールの魅力は、迷路を通るようなドキドキ感、途中にある中庭や歴史的建築物の美しさ、そしてそれらが今でも残り地元の人の住居として使われているという驚きでしょう。リヨンを訪れる際は是非トラブール巡りもプランに組み込むことをお勧めします。但し、トラブールのある建物は地元住民の住居スペースでもあります。観光用に公開しているトラブールは入口にプレート等が取り付けられていますが、開放時間を区切っていたり、中には一般には開放されていないものもあります。見学の際は、静かに通る、ゴミを捨てない等のマナーを必ず守って下さい。

Author

café gourmand
初めてのヨーロッパ旅行でフランスの魅力にはまる。その後フランス語を勉強し始め、留学を経て、1〜2年に一度のペースでフランスへ。有名観光地も好きだけれども、地方の小さな町、村を散策するのがお気に入り。現在はフランス地方都市在住。