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リグーリアの宝石!ジェノヴァの観光スポット 10選

By Luca Volpi

ジェノヴァをご存じですか?ミラノから電車に乗れば1時間半ほどの、日帰りできる距離にある港町です。中世にはジェノヴァ共和国として、ヴェネツィアをしのぐ勢いがありました。アメリカ大陸を発見したコロンブスの出身地としても有名で、歴史ある旧市街区にはユネスコの世界遺産に指定された地域もありますし、海と山に囲まれた特徴のある魅力的な風景も一度は見る価値ありです!


まだまだご紹介したいポイントはたくさんありますが、まずはこの8つのスポットを押さえてみてください!1日でまわれちゃいますよ。

1. Stazione di Genova Piazza Principe ジェノヴァ ピアッツァ・プリンチペ駅

By: a mCC BY 2.0

イタリアではジェノヴァは「コントラスト」の街と表現されます。街を挟む海と山、港近くの旧市街区とその外に広が新市街の全く異なる建築様式との対比、眼前に広がる海と旧市街区の迷宮のような路地、すぐそばに迫る山には張り付くようにして家々が立ち並んでいます。強烈なコントラストが街を一層魅力的にしています。

Stazione Genova Piazza Principe, Foursquare.com


さて、ミラノから来ると、まずはプリンチペ駅に到着します。ジェノヴァの歴史地区(旧市街区)はなんとヨーロッパで最も広い、駅を背にしてバルビ通り(Via Balbi)歩いて10分くらいでヌンツィアータ広場に出ます。ここを右手へ下って行くと、すぐ海です!あ、バルビ通りにも王宮など見所がたくさんありますよ。お時間があればどうぞ。

2. Porto Antico & La Lanterna di Genova ポルトアンティーコとラ・ランテルナ

ヌンツィアータ広場を背にして海側に出たら、今度は左折して海沿いを歩いて行きます。右手の海に海賊船があるのがわかりますか?これは、ロマン・ポランスキー監督が1986年の映画の撮影で使った本物のセットらしいですよ。


さて、左手に広がる海を眺めながら歩いて行くと、右手にはジェノヴァ名物のソットリーパ(Sottoripa)という中世の面影を強く残している通りが伸びています。カリカメント広場(積み荷の意)からポンテカルヴィ通りまで海沿いに続くアーケードです。


お魚屋さんやお総菜屋さんなど地元の人が来るようなお店もあるので覗いてみましょう。少しお行儀悪いですが,ジェノヴァ名物のフォカッチャジェノヴェーゼなんてぱくつきながらお散歩しても良いですよね。さあ、ポルトアンティーコ(旧港)に到着です!

ジェノヴァの歴史はいつも時代も海なくしては語れません。その揺るぎない絆はポルトアンティーコ(旧港)を訪れればわかります。海洋王国だった時代はもちろん、現代でもイタリアで最も大きい港です。

かつて、この地域はジェノヴァ商業活動の中心地でした。その後、商業の中心が新港に移るとともに寂れて行きましたが、1992年、コロンブスのアメリカ大陸発見500周年に建築家レンツォ・ピアノにより、修復・リコンベーションされて再び生まれ変わりました。


今は、地中海に面するジェノヴァ広場は観光の目玉であり、ジェノヴァっ子たちもお散歩をしたり、ひなたぼっこしたり、ディナーやショッピングをする憩いの場所になっています。

Acquario di Genova, Foursquare.com


ここにはヨーロッパで2番目に大きいジェノヴァ水族館(2時間半ほどで見れる)や、内部に熱帯の気候を再現した鋼鉄とガラスの海に浮かぶ不思議な球体BIO SFERA’(生命の球体の意)があります。白い港にあるクレーンを模した展望台付エレベーターが装備されているIL BIGOは現在ジェノヴァのニューシンボルになりました。もちろん、すべてレンツォ・ピアノの作品ですよ。

Acquario di Genova, Foursquare.com


そうそう、ジェノヴァのシンボルといえば、ここからは「ラ・ ランテルナ (La Lanterna)」の通称を持つ灯台を眺望できます。ラ・ランテルナは世界で3番目に古い未だに機能している灯台で、古くからジェノヴァっ子たちに愛されるジェノヴァの象徴です。途中の展望台までは上ることができるので、お時間があればぜひ。どうぞ。

Acquario di Genova, Foursquare.com

3. La Cattedrale di Genova San Lorenzoサンロレンツォ大聖堂

今度は港を背に、キレイに舗装されたペイブメントを上ると、すぐ左手に見えるのが黒と白が印象的なサンロレンツォ大聖堂です。ジェノヴァのドゥオーモで、13世紀ジェノヴァ風ゴシック様式の美しい正面のファザードは一見に値します。


ポルターユ(大聖堂の入り口)や中央のバラ窓にフランスの建築様式の影響が見られ、2つのポルターユのある側面はロマネスク様式の時代にさかのぼります。一方、鐘楼とクーポラ(ドーム型の屋根)は16世紀のもので、円蓋は16世紀ジェノヴァを代表する建築家ガレアッツォ・アレッシGaleazzo Alessi (1512‐72) の作です。

教会内部にはゴシック様式の美術作品(彫刻)や13世紀末から14世紀初頭の絵画が飾ってあり、左の身廊沿いには聖遺物(サンロレンツォの骨)が収められているサンジョヴァンニ洗礼堂、右の身廊の置くには宝物館があり、ジェノヴァ市の守護聖人の伝説にまつわる聖具などが保管されています。

なかでも最後の晩餐に供されたといわれる聖遺物IL SACRO CATINOが有名です。6角形のビザンチン製の水晶の盆で、十字軍によって持ち帰られたとされ、伝承ではヘロデ王が洗礼者ヨハネの首を載せたといわれています。サンロレンツォ宝物館もお見逃しなく。

4. Casa di Cristoforo Colombo & La Porta Soprana コロンブスの家とソプラーナ門

大聖堂を背に坂を上り詰めると両端に塔を従えた門につきます。別名サンタンドレア門とも呼ばれるソプラーナ門で中世にはジェノヴァ市内へアクセスできる門の一つでした。


門にはSi pacem portas licet has tibi tangere portas ”平和を運ぶならば、門に触れられるだろう”と記されており、当時の面影をしのばせます。かつては左側にも壁が続いていました。ここを抜けると新市街です。


門のすぐ裏にはジェノヴァで絶対見るべきなものの一つクリストファー・コロンブスの家が、サンタンドレア修道院の中庭の回廊跡にあります。

コロンブスは4歳の時に家族とともにここに越してきたとされており、これはコロンブスが住んだ家を18世紀頃に再現したもので見学もできます。

5. Piazza De Ferrari デ・フェッラーリ広場とその周辺の建物~

イタリアの街の特徴として、それぞれの街にメイン広場があるということがあります。コロンブスの家を抜けてダンテ通り(Via Dante)を左手に行くとジェノヴァで最も美しい広場に出ます。デ・フェッラーリ広場です。


季節ごとのイベントが行われる舞台であるだけでなく、ジェノヴァの商業や金融、経済活動の中心地でもあります。
11,000平方メートルの広場はカルロ・フェリーチェ劇場のような
ネオクラシック様式の壮麗な建物やドゥカーレ宮など1900年代初頭に建てられたカラフルな折衷様式の建物に囲まれています。ドゥカーレ宮は現在、重要な絵画や美術展が開かれます。美味しいパン屋さんも近くにありますよ!

6. ちょっと休憩お茶タイム Cambi Cafè

デ・フェッラーリ広場から、ガリバルディ像を背に路地に入ると、ひっそりと隠れるようにCambi Cafèがあります。ジェノヴァっ子に薦められたパラッツォドーリア内にあるカフェは、建物や壮麗な内装を見に一度は訪れる価値ありです。


入り口はそっけないですが、中に入るとベルナルド ストロッツィ広間にある鮮やかなフレスコ画や漆喰細工は本当に美しく、まるでかつての貴族になった気分が味わえますよ。食事ではなく、雰囲気を楽しみながら食前酒を頂いたり、お茶するのがオススめです。

7. I Palazzi dei Rolli a Genova (UNESCO) ユネスコ世界遺産パラッツィ ディ ロッリ

さて、ジェノヴァの世界遺産パラッツィ ディ ロッリについてご説明します。そもそもRolli(ロッリ)というのは、ジェノヴァ共和国の長アンドレア・ドーリアが1576年に作成させた貴族や銀行家、船主や街の著名人の邸宅を登録した目録のことで、登録された邸宅は著名人や重要人物がジェノヴァを訪問した際に迎賓館として使用されました。


最盛期には80もの豪奢な館が登録されており、建築的価値や壮麗さによって 3つのカテゴリに分類され、それぞれの格に適したゲストが歓待されたそうです。このうち42の邸宅が2006年にユネスコの世界遺産に登録されました。現在では、パラッツィ・デイ・ロッリとはジェノヴァ貴族の美しい邸宅群を指します。


街の黄金時代を体験してみるにはこれらの建物に訪れるのが一番、これらの邸宅群を鑑賞する・堪能する一番いい方法は、バルビ、ロメッッリーニ、サンルーカ、ガリバルディの各通りが良いです!ぜひ立ち寄ってみてくださいね。



1年に一度、Rolly Daysという特別な1週間には、普段は入ることのできない私邸が一般に公開され、誰でも見学することができます。次回は9月21-22日、この時期にイタリアを訪問する方はぜひ訪れてみてください!
http://www.visitgenoa.it/ここで確認できます!

8. Via Garibaldi e Musei di Strada Nuova ガリバルディ通りとストラーダ ヌオーヴァ博物館

ジェノヴァ1日ツアーに戻りましょう!デ・フェッラーリ広場を背にして4月25日通り(Via XXV Aprile)を左に行くとガリバルディ通りとそこに並ぶストラーダ ヌオーヴァ博物館群があります。
それではガリバルディ通りの散策をしてみましょう!


ガリバルディ通りはかつて「la Via Aurea(黄金の路)」と呼ばれ、16世紀に立てられたその素晴らしく豪奢なパラッツィ(邸宅)は建築的に見て世界でも有数な通りの一つです。今日の観光のハイライトです!ユネスコの世界遺産「ロッリの邸宅群」のうち14の邸宅がここに並んでおり、この通り沿いにはジェノヴァ市の主立った博物館が並んでいます。もちろんこれら博物館の建物も、ユネスコの世界遺産「ロッリの邸宅群」に入っています。




パラッツォ ロッソは17世紀の貴族ブリニョーレ家の館で、彼らの収集したタペストリーやヴァンダイク、デューラーらの作品芸術的価値の高い作品が収められており、パラッツォ ビアンコにはカラヴァッジョやルーベンスなど16-17世紀の貴重なコレクションが展示されています。


パラッツォトゥルジは現在ジェノヴァ市の市庁舎になっていて陶磁器やタペストリーなど古美術品で飾られています。音楽好きな人はご存じかも知れませんが、1734年に作られたグアルネーリ制作、パガニーニが愛用した、かの”カンノーネ”の名で知られるヴァイオリンもここに保管されているんですよ。

9. Spinata Castelletto スピアナータ カステッレット

さて、ここで今日の弾丸ツアーもおしまいです!1日の終わりに、本日歩いたジェノヴァの街を,高台から見てみましょう。展望スポットは”カステッレット”がおすすめです。


ジェノヴァは、海からすぐに山がそびえる垂直に伸びている街で、丘の上にもカラフルな家が建ち並んでいます。街の中心から展望台のある丘へたどり着くには昇降機かケーブルカーが便利で速いです。カステッレットへはガリバルディ通りのすぐ裏のポルテッロ広場のエレベーターで簡単に行けます。

「カステッレット」は、その昔小さな要塞があり(Castelletto)、それが根こそぎ破壊された(spianare)ためにこの名がついたそうです。
見晴らしの良い展望台からはジェノヴァ市街・・・港近くの歴史地区やその向こうに覗く海、遠くに伸びるリグーリアの海岸線など素晴らしいパノラマが眼下に一望できます

とくに夕方は最高で、夕日に光る家々の屋根や海はとてもキレイです。
景色を眺めながらDon Paoloのグラニータ(かき氷のようなもの)を味わうのもいいですね。ドンパオロはジェノヴァっ子に愛される、シチリアンジェラート屋です。

Don Paolo, Foursquare.com


街の中心部からも近いので、ゆったりと景観を楽しんだ後、散歩を楽しみながら下るとガリバルディ通りの終点にあるメリディアーナ広場(piazza meridiana)に出ることができますよ。

10. Boccadasse ボッカダッセ

Boccadasse, Foursquare.com

時間が余ったらぜひ、立ち寄って見て欲しい場所をおまけでご案内します。
船乗りの集落で、昔からある古い魚村、ボッカダッセはジェノヴァっ子の憩いの地です。チンクエテッレの村のような印象のカラフルな家が特徴の小さな集落ですが、まるで時が止まったような別世界の雰囲気で、ジェノヴァとは違った魅力があります。小さいけれども見事な入り江には小さな船が係留されていて、実際に漁をしている漁師もまだいるそうです。

Boccadasse, Foursquare.com


市内からの行き方は何通りかありますが、コロンブスの家のあるダンテ通りの角のバス停からは42番、ブリニョーレ駅からは31番のバスに乗れば10分ほどで村に到着します。

時間があって、脚に自信がある方はイタリア通り(Corso Italia)という海沿いの通りを散歩しても良いです。ジェノヴァっ子にとっては日曜日に恋人や家族と歩いたり、ジョギングを楽しむ、お気に入りの散策路です。
2kmのペイブメントの終着地にボッカダッセはあります。

30年前からやっている美味しいジェラートを食べながら、ゆっくり海を眺めたり、散策をしたりしてみませんか?

Boccadasse, Foursquare.com

まとめ...

いかがでしたか?リグーリアの宝石、ジェノヴァは、チンクエテッレやポルトフィーノに負けない、魅力いっぱいの街ということがおわかりいただけたでしょうか。今回はあまり触れられませんでしたが、旧市街区など見所がまとまっているので、1日観光でもかなりまわれますよ!次のイタリア旅行機会には、ぜひ足を伸ばしてみてください!

Author

Fiore
好奇心旺盛で一人でイタリア人でも知らないマニアックなイベントや展覧会にいくのが好きです。旅はもちろんアート、建築、ガジェット、モード、遺跡…色々なものに興味がありすぎるのが悩みです。